岸田首相が最初、「所得倍増計画」をぶち上げて国民を驚かせた。
気づけばいつの間にか「資産所得倍増プラン」に変わっていてずっこけた。
それもあってか、NISAの制度変更が検討されている。
NISAといえば、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの三種類がある。
今回検討されている内容は、上限額の引き上げと恒久化だ。
加えて、近くジュニアNISAが廃止されるのに合わせて、つみたてNISAを未成年でも利用できるようにして受け皿とする予定。
上限額は、
一般NISA 120万円>240万円
つみたてNISA 年40万円>年60万円
とする。
また、本家英国のISAと同様に恒久的な制度とするように要望しているという。
つみたてNISAに人気があるということで、使い勝手を柔軟にしていくことも検討している。
思うに、預金残高1000兆円を投資に回したいのは理解できるが、若い世代の多くは余裕がなく、預貯金の大半が消費意欲の少ない高齢者によるのでは? と。
その裕福な高齢者たちが、果たして「資産所得倍増プラン」の目玉であるNISAに投資をどれほど振り向けるのか、疑問が残る。
ま、いずれにせよ高齢者の予備軍である私などは、まだまだ投資していきたいと考えているので、今回の改正案は歓迎しているのである。
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